仮想通貨業界に入ってくるもの出てくるもの(Coinbase、FSHOほか)

続々参戦!!

最近仮想通貨交換業へのへの参入を表明する企業が相次いでいます

口座数420万件超。ネット証券の雄SBI

SBI、仮想通貨交換業への参入発表 先行予約者からサービス提供
 SBIホールディングス(8473)は4日、子会社のSBIバーチャル・カレンシーズ(東京・港)が仮想通貨の交換事業に参入したと発表した。4日から仮想通貨の現物取引サービスの提供を開始。先行予約で口座開設を申し込んでいた2万人超の顧客を対象に取引に必要なパスワードなどの郵送を始めた。7月中には一般の口座開設の申し込みも受け付ける。

SBI、仮想通貨交換業への参入発表 先行予約者からサービス提供 :日本経済新聞

 家計簿アプリで東証上場。クラウド会計も手掛ける「マネーフォワード」

マネーフォワード、仮想通貨交換業へ参入

家計簿アプリなどを提供するマネーフォワード(東京都港区)は5月23日、仮想通貨交換業に参入すると発表した。2018年内の取引所開設を目指す。同社は「セキュリティを最優先する」「UI/UXと利便性にこだわり、取引履歴や資産状況を分かりやすく表示する」としている。

マネーフォワード、仮想通貨交換業へ参入 - ITmedia NEWS

 更には金融とは畑違いの異業種から

ドリコム、やまねメディカル、アドウェイズが定款に「仮想通貨交換業」などを追加 〜報道機関や株主からの照会に回答した補足説明なども

5月23日から24日にかけて、「仮想通貨交換業」への参入を発表する上場企業が相次いだ。ゲーム事業などを行う株式会社ドリコム、高齢者向けケアセンターなどを営む株式会社やまねメディカル、アフィリエイト広告の株式会社アドウェイズの3社。いずれも資金決済法に基づく仮想通貨交換業や、仮想通貨関連業務、ブロックチェーン技術を利用した業務などを定款に追加している。

ドリコム、やまねメディカル、アドウェイズが定款に「仮想通貨交換業」などを追加 〜報道機関や株主からの照会に回答した補足説明なども - 仮想通貨 Watch

エイベックスがフィンテック/ブロックチェーンの領域へ参入 〜仮想通貨交換業も視野に

エイベックス株式会社は5月24日、エンタメコイン株式会社(以下、ECI)を6月に設立することを発表した。エイベックスが5月11日に掲げた6つの新事業・技術革新の領域のうち、「フィンテック/ブロックチェーン」領域に参入することを目的に、同社の100%子会社としてECIを設立するのだという。

エイベックスがフィンテック/ブロックチェーンの領域へ参入 〜仮想通貨交換業も視野に - 仮想通貨 Watch

もはや雪崩を打ったようにという表現が正しいくらいの勢い

今まで金融とは関係無かった分野からの進出が目立ちます

理由としてはやはり「儲かるから」ではないでしょうか 

仮想通貨のコインチェック 営業利益率86%、荒稼ぎ

営業利益率は破格の86%――。マネックスグループは26日の決算発表で、16日に買収を完了した仮想通貨交換業者コインチェック(東京・渋谷)の2018年3月期業績(概算値)を公表した。仮想通貨の売却収入から売却原価を差し引いた売上高は前の期比約64倍の626億円。群を抜く増収率だが、市場をさらに驚かせたのは荒稼ぎしていた実態だ。

仮想通貨のコインチェック 営業利益率86%、荒稼ぎ :日本経済新聞

証券会社みたいに多くのプレーヤーが規制に縛られつつガチガチに競争しているわけではなく、上からの規制もまだ十分でないのでやりたい放題です

【ご参考】 

www.lightnotereport.com

黒船来襲

またアメリカの大手取引所コインベース(Coinbase)が日本上陸すると報じられました

コインベースが日本進出-海外事業のさらなる拡大目指す

米仮想通貨交換業者コインベースが、世界で最も仮想通貨取引が活発な市場の1つである日本に進出する。

32カ国で事業を展開するコインベース(サンフランシスコ)は米国外でさらに勢力を拡大することを目指し、日本にオフィスを開設する。モルガン・スタンレーの元インベストバンカー、北沢直氏が日本部門の最高経営責任者(CEO)に就任する。

コインベースは4日のブログ投稿で「他の市場と同様にわれわれは日本での本格展開で慎重なアプローチを取る計画だ。各段階で日本の法律を確実に順守するため金融庁と緊密に協力していく」とし、「米国で規制され、法律に準拠する仮想通貨企業として、われわれは日本の新規顧客とも同じレベルの信頼を築くことに注力する」と説明した。同社には2000万人超の顧客がいる。

コインベースが日本進出-海外事業のさらなる拡大目指す - Bloomberg

企業価値10億ドル(約1100億円)超(いわゆるユニコーン企業)アメリカでも最大級の仮想通貨交換所が満を持しての上陸です

このコインベースなんですけど2000万の顧客を集めるだけあってなかなか凄くて、特にセキュリティに強みを持ちます

Coinbaseの特徴

・厳しいので有名なNY州の仮想通貨交換業免許「ビットライセンス」を取得済み

※取得しているのはコインベース含め立った5事業者のみ。他は取ろうとしても断られている

Although as of May 2018 only five BitLicenses were awarded, multiple applicants also tried to receive it, but were all denied.BitLicense - Wikipedia

内部管理体制等々かなりしっかり整えないと取得はできません

結構色んな取引所がそれでNYから逃げ出しました

・社員の5%以上がセキュリティー専門のエンジニア

リソースをしっかり投入しています

・保険加入済み

コインベースは顧客資産のセキュリティを優先しています。すべてのコインベースがオンライン上で保有しているすべての仮想通貨は保険をかけています。もしコインベースがオンラインデータベースから資金流失を受けた場合、保険はすべての顧客の資産喪失をカバーします。

Coinbase prioritizes the security of our customer's funds, all digital currency that Coinbase holds online is insured. If Coinbase were to suffer a breach of its online storage, the insurance policy would pay out to cover any customer funds lost as a result.

Coinbase | How is Coinbase insured?

※コインベースの過失のみなのでパスワードとかは個人で責任もって管理が必要

※日本進出時も同じように保険がかかるかは不明

・もちろんコールドウォレットに大部分を保管

コインベースは顧客資産の2%以下をオンラインで保管しています。残りはオフライン上のデータストレージに保管しています。

Coinbase holds less than 2% of customer funds online. The rest is held in offline storage.

Coinbase | How is Coinbase insured?

使い勝手

使い勝手を確認しようと登録しましたが、

まだ日本からの仮想通貨購入はサポートしていないみたいです

 

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「購入」はサポートしていません。

コインベースは現在あなたの国では「ビットコインの購入」をサポートしていません。あなたの国がサポートされた時を知らせるためにブログ購読してね!

Buys Not Supported
Coinbase does not currently support buys in your country. Subscribe to our blog to be notified when we add support for your country!

情報によれば他の海外取引所と比べると手数料はやや割高だそうです

海外の仮想通貨取引所として有名なポロニエックス(Poloniex)やビットレックス(Bittrex)の売買手数料が0.25%なのに対して,コインベース(Coinbase)の売買手数料は1%とやや高めになっています。

コインベース(Coinbase)とは?三菱と提携?将来性や特徴を解説 | CoinOtaku(コインオタク)

 まあそれでもぼったくりの他の国内取引所に比べたら安いのですが

取扱い通貨

Bitcoin (BTC) 及びEthereum (ETH)を扱う予定です

Ripple(XRP)はサポートされない予定

https://cointelegraph.com/news/getting-into-japanese-market-won-t-be-easy-for-coinbase

なぜ日本に進出するのか

現在ビットコイン価格はかつてと比べて低調ですが未だに取引金額高の6割超を占めるNo.1の取引通貨国であります

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Bitcoin (BTC) - Live Bitcoin price and market cap

取引量が増えれば増えるほど中抜きする仮想通貨取引所の収益は増えます

仮想通貨の取引高で世界第7位の取引所HitBTCも6月3日、日本で取引サービスを提供するため、日本法人の設立を準備していると公式ブログで明らかにしました

これから仮想通貨取引所の戦国時代が幕を開けそうです

去る者たち

一方で日本市場からご退席する方々もいます

理由はやっぱりCoincheckの事件から、金融庁の仮想通貨交換業の審査がものすごく厳しくなりましたので進出しても金融庁対応などで割に合わないと感じているようです

世界10位の取引量の仮想通貨取引所「クラーケン」が撤退

仮想通貨交換業者のクラーケン、日本市場撤退へ-運営コスト上昇

仮想通貨交換業者の米クラーケンが、日本の居住者向け取引サービスを終了する。

サンフランシスコに本拠を置く同社は電子メールで配布した資料で、日本での事業運営コスト上昇をサービス終了の理由に挙げた一方、再参入の可能性は将来的にあると説明した。2014年10月に開始した日本でのサービスは暫定的に、6月末までに全て停止する計画という。

仮想通貨交換業者のクラーケン、日本市場撤退へ-運営コスト上昇 - Bloomberg

世界一位の取引所「Binance(バイナンス)」は金融庁に文句言われるとさっさと地中海のリゾートアイランドマルタに拠点を移しちゃいました

バイナンス、マルタ島に拠点開設、マルタ首相も歓迎姿勢

仮想通貨取引所のバイナンスは、マルタにオフィスを開設することがわかった。ブルームバーグが23日に報じた。バイナンスは同日、金融庁から警告を受けている。

香港を拠点とするバイナンスは、コインマーケットキャップによる24時間の取引高で第一位の取引所である。バイナンスはマルタで現地の銀行と共同で「法定通貨と仮想通貨」の預金と引き出しのサービスを提供する。

https://jp.cointelegraph.com/news/major-crypto-exchange-binance-to-open-office-in-malta-after-japanese-regulator-warning

イタリアからほど近い地中海に浮かぶ島国マルタは「ブロックチェーンアイランド」を標榜し国を挙げてブロックチェーン企業を誘致しているそうです 

風光明媚なので中央集権が嫌いなベンチャーの気質にも合うのかもしれません

Anchor Bay

Daħlet Qorrot

http://www.visitmalta.com/jp/info/anchorbay

良すぎかよ

私もバイナンスに転職しようかな

 

そんな中笑えたニュース

みなし業者1社が強制撤退へ、業務再開認めず=日経新聞

金融庁は、みなしの仮想通貨交換業者FSHO(エフショー、横浜市)の登録を拒否する方針だ。交換業を手がける体制が整っていないと判断し、市場からの撤退を迫る。日経新聞が5日に伝えた。

FSHOは3月8日に業務改善命令を受けたが、顧客確認や利用者保護の体制の改善が行われなかったことから、 4月6日に業務改善命令と業務停止命令を受けていた。6月7日には業務停止期間が終わる。金融庁は業務再開を認めずに、申請を取り下げなければ登録を拒否する方針だ。

https://jp.cointelegraph.com/news/fsa-will-order-minashi-exchange-fsho-deportation

みなし仮想通貨交換業者の一つが撤退するそうです

以前書かせて頂いた業務停止命令が出ていた2社のうちの一つです

www.lightnotereport.com

更新が出来ておらずすみません

ここがついに改善しろと言っても改善せんかった為、業務登録を拒否、それでも交換業をしたら違法営業として摘発できるようにしました

事実上のレッドカード。退場宣告ですね

 

この事業者の本社事務所の写真が出ていました

普通の家(笑)

これは事業者として看過できないわ

 

今後も日本の投資家のお金を狙った業者のせめぎあいに目が離せません

まとめ

・証券マンは金の匂いには鋭い(SBI北尾会長は元野村マン)

・適切な競争は産業を育てる

・投資家保護か産業育成か

・淘汰選別も市場の理

 

ではでは