メルカリ新規上場とIPO時の証券会社の支店裏

メルカリIPO(新規株式上場)!!

株式市場では今か今かと言われていましたがついに2018年6月19日(火)に新規上場が決まりましたね

メルカリが東証マザーズに上場へ、時価総額最大3600億円規模に

フリーマーケットアプリを展開するメルカリが東京証券取引所のマザーズ市場に6月19日付で株式を上場する。想定仮条件は1株当たり2200円から2700円で、11日に発行価格を決定する。幹事は大和証券などが務める。東証などが14日発表した。

  上場時の発行済み株式総数は約1億3533万株。6月1日に仮条件を決定する予定。想定仮条件上限の2700円で試算すると、時価総額は最大3654億円となる。調達資金はユーザー数拡大に向けた広告宣伝費や借入金の返済などに充てる。

メルカリが東証マザーズに上場へ、時価総額最大3600億円規模に - Bloomberg

言わずもがフリマアプリのメルカリですが、業績は右肩上がりで上昇し続け晴れて新規上場となりました

同社目論見書より

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※新規株式上場:IPO(Initial Pablic Offering)について(念の為の補足)

企業は創業当初は通常、経営者や一部の初期出資者によって会社の所有権(株式)が所有されていましたがそれを一般でも売買できるように証券取引所に持ち込むこと

今までメルカリの株というのは所有している人に交渉して譲ってもらうとかしかできなかったがこれからは証券会社を通じて証券取引所で売買されているものを誰でも自由に買うことが出来るようになる

時価総額1000億円を超える未上場企業を通称ユニコーン企業というのですがメルカリはアメリカや中国と比べてベンチャーが育たない日本で一社だけと言われる想定時価総額3000億円超のユニコーン企業になります

メルカリについての個人的所感

今まで存在しなかったPtoP(個人対個人の商取引の仲介)というマーケットを開拓した(正確には今まであったが幅広く普及させた)のはメルカリが初めてで、今まではブックオフとかに沢山中抜きされていたのを広く市場でやり取りされるようになったのはいい事ですし、リサイクルという形で資源の有効活用になるので個人的には応援しています

 

ただ個人的には使ったことないんです

最近あんまり物欲が無いのもそうなんですが、知り合いから譲り受けるのはまだしも見も知らない人からもらったものを使うことへの抵抗感が若干残ります

特に肌に触れるようなものとかは

 

今日電車を使用したのですが、荷物を出すため本を口にくわえる人がいました

本には「〇〇区立図書館」のシールが

また駅のトイレを使用した後のこと隣で致していたやつが手を洗うことなくナチュラルに外に出ていきました

気にし過ぎと言われそうですが、こう見えて繊細なんです… 

メルカリ民、民度について

もちろん圧倒的過半数はうまくやり取りする善良な方だと思っていますが、一部目に余るような使い方をされる方が散見されます

値切り系

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メルカリ民「そのiPhone、無料でもらうことってできますか?」

モラル系

※「赤いサイロ」女子カーリングで食べられていたおやつ 

犯罪系

※「はれのひ」事件ご参照

※クレジットカードのショッピング枠の現金化

 

最近は小学生もスマホを持てる時代

別に持つなともいいませんがネットの使い方とかリテラシーとかは課題かなと思います(私も人のこととやかく言えませんが…)

もうちょい認証制度、保証とか安定して運用か出来るようになってから使用したいと思います

IPOについて

前もってちょこちょこ語りましたがIPO、特に話題性のある銘柄ものは対面証券で数少ない買ってもいい商品のひとつと思います。まあ、買えたらの話ですが

みんなそんなこと知ってるので奪い合いになり、必然的に泥々したやり取りが発生します

自分の経験と知っていることで少しだけお話しできたらと思います

※少し前の情報になりますので現在の情報とは異なる可能性もありますし、記憶が異なる可能性もあります。あくまでご参考程度としていただいて、最終的な投資のご判断はご自身のご判断にてお願いいたします。

主幹事証券について

主幹事証券会社はいわば上場プロデュースチームのリーダーで一番沢山の株式を売り出せることが出来ます

メルカリは大和証券でしたか

予想では売り出し株の42%、795万株程度の配分が予想されています

大和は118支店ありますので均等割りしたとして一支店67400株程度。100株単位で674人に配分可能な量というのは新規上場としては桁違いの量です

IPO初値予想/分析 IPOストライカーの投資ブログ! : 【IPO メルカリ】各社配分と狙い目証券! 〜主幹事2社で「79%」を占める / IPO ZUU( マザーズ・野村主幹事)

 

だいたい上場前から準備とかの支援を長い事していますので引き受け部門の人は相当頑張ったと思います

もちろん見えにくい形で手数料抜くんですが

仮条件、売り出し価格、初値

色々あってややこしいところです

例えばメルカリなら以下の通り

条件概要

仮条件提示 2018年06月01日(金)

仮条件 ブックビルディング(需要申告)期間

2018年06月04日(月)0:00~2018年06月08日(金)11:00

募集・売出価格確定 2018年06月11日(月)

募集・売出期間

2018年06月12日(火)0:00~2018年06月15日(金)11:00

払込期日 2018年06月18日(月)

上場日 2018年06月19日(火)

申込数単位 100株

 

色々合って結局いくらやねんと言う話ですが流れに沿って説明します

仮条件提示:

上場が決まって「大体これくらいの価値かな…」という仮の価格、通常幅を持って提示されます。今のところ予想は2200~2700円。多分2700円で決まる(人気なので)

仮条件 ブックビルディング(需要申告)期間:

一般投資家からの買いの需要積み上げ。勧誘したり受電したりしてお客様から「これだけ買いたい!」という需要を募る期間。多いと仮条件が上に、少ないと仮条件が下に触れて最終的に販売される値段(募集・売出価格)が決定する

募集・売出期間:

証券会社にもよるがブックビルディングしてもらった投資家の中から対面証券なら支店の裁量で、ネット証券なら抽選で買える人を決定、払込期日までに代金を振り込んで頂く。申込数単位 100株なので一口27万円ほどになりそうですね。

上場日:

ついに証券取引所上場!

配分されなかった投資家はこの日からは証券取引所で買えます、

とは言いつつもすぐに買えないことも多い

初めの取引は売りと買いの数量が一致しないと取引が成立せず、通常買いたい人より売りに出す人のが少ないので売り手が納得いく価格まで吊り上がってから売買がスタートするので上場当日に値段がつかないこともしばしば

証券取引所でついた初めての価格を「初値」なんて言います

メルカリは儲かるのか

個人的には爆上げはないと思います。企業としてデカすぎるので

昨年のSNSのLINEの上場の時は公募・売り出し(公開)価格の3300円→初値4900円で48%プラスという着地

LINEの初値4900円 公開価格48%上回る、時価総額1兆円 :日本経済新聞

LINEの株での市場からの吸収金額は吸収金額は1328億円

メルカリは約1067億円と金額も近く、ネット企業という共通点もあるので近しい値動きになるのではないかと予想。

倍返しまでとは言わずとも3~5割は抜けるのではと

証券会社の支店の中では

新規上場が決まると目鼻の効いた投資家の人はこちらから勧誘せずとも買いたいと申し込みを頂きますが、このような方に配分するとこは稀です

なぜならIPO株は貴重な「(ほぼ)確実に儲けることができる」

※2017年の「勝率」は9割(初値ー売出価格=プラス)

2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」 | ZUU online

主幹事証券とはいえ支店も沢山ありますからひとつあたりの支店に配分できるIPOは大きい支店でもせいぜい数百万程度。十数口程度とかもしばしば(メルカリは飛び切り多いですが…)

だってIPOする企業自体生まれたての小さいものですから

東証一部の株の資金規模と比べたら屁みたいな量です

 

なのでその株の配分は営業戦略上、重要な判断になり大抵支店の責任者

つまりは支店長が決めることになります

長くなりましたが自分から申し込む「賢い」投資家は証券会社から嫌われます

証券会社としては自分達の言ったものを買ってくれる

「言うことを聞く客」が好まれます(支店内でホントにこの言葉使ってます)

どういう人が逆に配分されるかというと以下の通り

・大口新規開拓用:太い客(社長、医師、地主etc. )開拓、他社取引奪取、口座移管の手土産

・洗脳用:言うことを聞いてくれる客(この人の言った通りにしたら儲かった!という体験づくり)金がある前提

・ピンチの時のお助けマン契約費:確信犯的に営業に付き合ってくれる客、ノルマがヤバイとき処理してくれる客(あからさまな抱き合わせは違法ですが、示し合わせ時間ずらせば可能、大抵記録に残らない口頭で確約)

建前上「お客様の投資経験に配慮して~」とか舐めたこと言っていますが嘘っぱちです

完全に営業ツールと化しています

まあ、上記のことは立証が難しいので違法でもないですが何だかなぁですよ

なんで儲かるかについて

こんなみんなに欲しがられるIPOなんで儲かる可能性が高いかというと始めの値付け、仮条件価格に秘密があり、結論通常その企業の想定される価格よりかなり安めに設定されますから差額調整で利益が出る仕組みになっています

本来価値より低いので市場に出た瞬間価格差が修正され差額が利益になるわけです

損をしているのは上場企業

上場する企業から証券会社へ株式は募集価格で買い取られ(これを引き受けという)ますからいわば買い叩かれてるんですね

まあ値上がりしたほうがいきなり値下がりしてしまうより企業にとっても幸先がいいという面もありますがその金が証券会社の嵌め込み営業に利用されているのはやるせないですね

 

ICOとか多様な資金調達手段が出てきて誰もぼったくられない資本市場が形成される世の中になることを願いたいと思いますし、そのお手伝いが出来たらなと思います

 

まとめ

・自分で新たなマーケットを作ると儲けはデカい

・かわいそうなのは4℃

・法で裁けない詐欺はたくさんある。注意が必要

 

ではでは