ビットコインも手数料無料?革新的なFintechスタートアップ「Robinhood(ロビンフッド)」について

証券会社におけるコミッションについて

証券会社はコミッション(手数料)命です

証券会社に限らずなのかもしれませんが営業は稼いでなんぼ

数字が人格とはよく言いますがほんとその通りです

人格が破綻してようが沢山稼げる人は同僚からも会社からも評価されます

 

手っ取り早くコミッションを稼ぐには同じ金額でもコミッションが多くとれるもの(手数料率が高いもの)を売る方が効率が良い

証券や保険もそうですがファイナンシャルプランナーだかの資格を持った営業員が自分に一番あった商品を進めてくれるというのは間違いです

乗り合い代理店は、公平を装いながら、顧客に勧める商品が保険会社から受け取る販売手数料の高いものに偏っているとかねてから指摘されてきた。

【経済インサイド】保険乗り合い代理店“激震” 金融庁「大なた規制」で淘汰の時代幕開けか(1/6ページ) - 産経ニュース 

最近はやりすぎて金融庁に怒られちゃっていますが、

「これが本当にお勧めできると思っているのです!」

というのを嘘か本当か判断するのは難しい

結果としていい方向に転ぶパターンもありますからね

対面営業の根本的な課題点であると思います

営業のトラウマ

私もあるお客様に営業にに行ったとき、まず売らないといけないもの(支店の推進商品)をお勧めしましたが、どうにもお客様の好みに合わない様子であったので、別の商品をお勧めし購入の内諾を頂くことが出来ました。

金額もそこそこ大きかったので喜んで上司に報告しましたら、

「何でこれ(支店の推進商品)にしなかったんだ!!」

と烈火のごとく怒られました

いやおすすめしたんですけどどうにもお気に召さなかったし、あれ以上無理に進めたら関係性が壊れてしまうと考えたんですと説明しても聞く耳持たず

しまいには俺に(営業に)行かせろと詰め寄る始末

営業ではどこでもあるあるな不条理なのかもしれませんがやるせなかったですね

 

まあそんな感じでコミッションという言葉に若干のPTSDを抱える私ですが、コミッションに関連して海外の証券会社で面白いものがありましたのでご紹介させてください

手数料ゼロ?革新的な証券会社Robinhood(ロビンフッド)について

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about.robinhood.com

ネット証券会社です。一部で有名なので知っている方もいるかもしれません。

この会社の特徴的なのはコミッションゼロ(売ったり買ったりしても商品価格のみ)というところ。

営業員を雇わずコストを必死で下げて頑張っているちまたのネット証券でも、わずかながら売り買いの時にコミッションを取っていますがここは全くのゼロ

ほんどどうやって儲けを出しているのか心配になっていくる企業です

プロモーション動画

vimeo.com

動画の人は同社のCEO、Baiju Bhattさん

これでもかというドヤ顔でコミッション0をアピールしています

操作性も3タップで購入可能と簡単

既に400万口座を開設済みだそうです

概要

・スタンフォード大学の卒業生二人により2013年創業

・店舗を持たないスマホ専用証券

・手数料ゼロは個別株、投資信託、ETF、オプション取引

・未上場企業であるが企業価値は50億ドル(約5,469億2,627万4,338円

・Stripe(ネット決済サービス提供企業)についで二番目に時価総額の大きいFintechスタートアップ企業

・昨年の秋から口座数は二倍に

コインチェックを買収して話題になったマネックス証券の時価総額が1,901 億円(2018年5月11日時点)なのでどれだけ注目されているかわかります

儲けの秘密

たださすがにボランティアではないので利益を出さないと会社として成り立たない。未上場企業な為、詳細な内訳は定かでないですが(情報公開していない為)二つの収益源があるといわれています

1.プレミアム会員の月会費

月会費制のプレミア会員「Robinhood Gold」というサービスがあり通常の取引に加えて証拠金取引※、時間外取引などが利用可能とのこと

※証拠金取引:預けた証拠金を担保として、その数倍の金額を取引することができるハイリスクハイリターン取引のこと

よりハイリスクな取引がしたいという人から月額料金を取って収益に充てているようです

補足:

それでも通常の証券会社よりもお安く提供していて、証拠金取引の場合、普通の証券会社は借りてきた資金額に応じて一定割合の利子を徴求するが、Robinhoodでは定額料金で利用可能です

例えば10000ドルの証拠金取引をした際にE-Trade(老舗ネット証券)では9.75%の年利で975ドルなのに対してRobinhoodでは

8000ドルの購入余力に対して40ドル(年480ドル

12000ドルの購入余力に対して50ドル(年600ドル

 の定額料金だけでOKとのこと

2.顧客の投資されていない待機資金からの利子

証券会社の口座を持っている人は私もそうですが全部を丸々株にせず、タイミングを計る為待機資金として持っている人も多いです。Robinhoodではその資金を運用して利息を稼いでいるようです。銀行と同じですね。

 

それ以外にもマーケティング費用をかけず、従業員も200人しかいないことで何とかやりくりしているみたいです。5000億企業で従業員200人はすごい

今後の戦略

「今後2,3年でフルサービス金融機関になる」ことを掲げサービス拡充中

その中の一つに仮想通貨取引があります。現在ビットコインイーサリアム(時価総額2位の仮想通貨)の取引もスタートし、こちらも手数料無料とのこと。マジか

仮想通貨取引所はボッタクリ手数料で有名でコインチェックの営業収益がえげつなかったことは記憶に新しい

マネックスグループは26日午前、16日付で傘下に収めた仮想通貨交換会社コインチェック(東京・渋谷)の2018年3月期業績(概算)を発表した。売却収入から売却原価を控除した純額にあたる売上高は626億円、これに対し営業利益は537億円だった。売上高営業利益率は86%に達し、高収益モデルが浮き彫りになった。

コインチェックの前期、営業利益537億円 :日本経済新聞

Robinhood日本上陸したら取引所全滅でしょうね…

他の通貨も順次対応予定だそうです

早く日本に来て欲しい!!

苦難の創業時代を乗り越え

スタンフォード大学の同窓生で作った企業ですが、創業時には資金調達を75回も断られたそうです

創業当時の二人

Vlad Tenev, Baiju Bhatt, robinhood, sv100 2015

画像出所:Robinhood crypto trading to expand after new $363 million funding round - Business Insider

右の人が上の動画で出ていたBaiju Bhattさんだそうです。若!!

苦難の時代を乗り越えてのあの貫禄なのかもしれませんね

今後このようなサービスが日本でも登場することを期待しています

 

参照サイト

Robinhood Total Users Surpass E*Trade | Fortune

Robinhood, With No-Fee Trading App, Sees Valuation Soar To $5.6 Billion

How commission-free trading app Robinhood tries to make money

 

まとめ

・そして営業現場ではサイコパスだけが生き残った

・企業は利益を得るため色んな発想を試みている

・結局顧客ファースト企業は成長する

・75回失敗しても、あきらめない情熱を

 

ではでは