【雑記】ばあちゃんが死んだ話

昨日祖母が急逝した

急逝と言っても末期のガンで治療の見込みは無く、

半年以上入院生活を続けていたので驚きはなかったのですが

 

90過ぎ。大往生とも言っても良いかもしれない

 

昨日の朝連絡を受け、仕事終わりに新幹線と在来線を乗り継ぎ、

日付が変わる前に実家に帰ってきた

 

医師には昨年内かと言われていたけど

桜の咲く季節まで、頑張ってくれてた

故人の気持ちは知れないが、良かったのではないかと思う

 

正月に一度お見舞いに行ったことがある

いわゆる終末医療という奴で、仰々しい医療設備などは無く

老人ホームみたいなベッドで穏やかに最後を迎える為の施設だった

その時の祖母はまだ意識があって、大好きだったみかんも食べれたが

顔に転移したガンの影響でかつての面影はなかった

祖母が横たわる部屋からは冬のもの寂しい庭が見えた

穏やかな晴れた冬の日だった 

気が狂いそうなほど、静かだった

 

祖母がそこで何を思ったかは知る由はないが

そこだけ時の止まったような静けさのなか、

命が尽きるのを待つのはどんな気持ちだったのだろう

優しくて世話焼きの祖母には感謝しきれない程の思いはあるが、

見る影もない祖母の姿も相まって、

その息の詰まりそうな空間にいるのがいたたまれなかった

生きている祖母を見たのはそれが最後になる

 

今日見た祖母の遺体は病気の影響か丸顔だった頬もこけ、

本当に他人のようだった

化粧をしてもらい、きれいになってはいたが、

目を閉じた顔からは、明らかに生気は感じられず、

ここにはもう祖母はいないだと改めて感じた

 

不思議なほど辛さはない

涙も落ちない私は薄情な人間なのかも知れない

学生時代から一人暮らしで、激しく心揺れるほど

深い関わりを持てなかったからだろうか

 

亡くなったのは深夜1時すぎ

看護師さんが気付いた時にはもう息を引き取った後だったそうだ

 

窓の外に散る桜を見ることは出来たのだろうか

天国を信じているわけではないけれど

あの病室よりもっと素敵な場所で

おじいちゃんといつもの笑顔で幸せに過ごしてくれてるといいなと思う

 

ではでは