2018年2月株価暴落 理由はトランプ大統領? 「アメリカの利上げ」とは

今週は株がすごかったですね。

米国株式市場では5日月曜にダウ工業株30種平均が前日比1175.21ドル(4.60%)安と史上最大の下げ幅を記録して暴落したのを受けて、日本でも6日一時日経平均が1500円超の大幅下落を記録。終値でも1071円84銭(4.7%)安と4桁安の着地。

翌日少し戻したと思った最中、8日木曜も米株式市場では株価が大幅に下落し、ダウ平均が前日比1032ドル89セント(4.1%)安の2万3860ドル46セントで終えたのを受け、日経平均は9日一時771円安と急落、終値でも500円を超える値下がりを記録しました。

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出所:https://www.nikkei.com/markets/chart/#!/0101

ちょっとチャートの切り方がへたくそで申し訳ないですが、かなりの急角度での下落であることがお分かりいただけるのではないかと思います。

直前に少し買っていたのでつらいです。。。

このところの相場は「ゴルディロックス相場(適温相場)」などと呼ばれ緩やかな景気回復と金融緩和によるお金余りから世界的に株価が上昇基調だったものですから油断しました

平昌五輪も始まりましたので、唯一の懸念事項であった北の黒電話ヘアもミサイル飛ばしてこないだろうと高を括っていましたので 

この一週間の暴落で世界の株式市場の時価総額が約5兆ドル(540兆円)消し飛んだそうです。日本の年間の国家予算が103兆円位だそうなので国家予算5年分が消し飛んだ計算。凄まじい破壊力ですね。ゴジラでも来たのかな。

ご参考までに過去の主だった暴落を上げておきます。

今回の第一波(2018年2月5日)

日経平均値幅(高値と安値の差):1199円

終値:1071円安

トランプ当選(2016年11月9日)

日経平均値幅(高値と安値の差):1315円

終値:919円安

英国欧州連合(EU)離脱(2016年6月24日)

日経平均値幅(高値と安値の差):1525円

終値:1286円安

トランプ当選も欧州離脱も予想外で大変動揺しましたが今回もそれに匹敵するほどの暴落規模であったことがわかります。あの時も衝撃的でしたよね。

今回はそんなセンセーショナルな事件があった訳ではないのになぜこんな暴落が起きてしまったのか?

原因はアメリカの利上げにあるといわれています。

利上げって何?何でそれが株価に影響を与えたの?今景気いいんじゃなかったの?

私もそこまで詳しくはないので、調べてまとめながらご説明させて頂けたらと思います

「アメリカの利上げ」とは

利上げ」とは中央銀行が政策金利を引き上げること

中央銀行:国家の通貨政策、金融政策と司る元締め的な機関。銀行の銀行。諭吉印刷所。国ごとにあり日本では日本銀行、アメリカでは米連邦準備理事会(FRB)がそれにあたる

政策金利:中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利。国のお金の流れに広く影響を与え、低くすると、ローン金利が下がったり銀行の企業への貸付の金利が下がり、お金が世の中に回りやすくなり、逆に上げるとお金の流れが抑制される。一般に政策金利を上げる政策を金融引き締め、下げるのを金融緩和政策という(他にもやり方はあります)

操作する金利は国により、経済状況により異なり現在は以下の通り

日本:無担保コール翌日物(以前は公定歩合)

アメリカ: フェデラルファンド(FF)金利

つまりアメリカの利上げとは

米連邦準備理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げることということになる

すごく簡単に言うと金融の(景気の)引き締めを進めますよということなのでしょう。

なぜそれで株価が下がるの?

株価の動きは様々な要素が関係していますのでこうなったらこうなると言い切れないところがありますが、一般的に金利が上昇すると株価は下がるといわれています。なぜか?企業と投資家双方にとって影響を与える為です。

企業への影響

・会社の借入金の支払利息の増加が企業の収益を圧迫してしまう

・借入金の金利が上昇するので新しい設備の投資を手控えてしまう

投資家への影響

・住宅ローン等の金利が上昇し、消費や投資をする余裕がなくなる

・預貯金金利、国債金利が上昇するので、消費やリスクのある株式投資より貯蓄したほうが良いという状況になる

企業の業績も抑えられ、投資家もお金を出さなくなるため株価が下がるというわけです

何でそんなことをするのか

どうやら「アメリカの景気が十分いいのにトランプがさらに景気刺激策をとったから」ということのようです。

米トランプ大統領は「企業と雇用の流出に歯止めをかける」という旗印の基に連邦法人税率を35%から21%に引き下げ、今後10年で1.5兆ドルという巨額減税法案を提案し、20日議会を通過させました

しかしトランプが煽るほどアメリカは雇用が国外に流出し、失業者があふれているかというとそうではなく、むしろ非常に好調なのが現実のようです。

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出所:https://news.mynavi.jp/photo/article/20180205-580953/images/001l.jpg

2月2日に発表されたアメリカの1月の雇用統計では失業率が4.1%働く意思のある人は職に就ける「完全雇用」という状態にあるとのこと。

この発表ではさらに職があるだけにとどまらず、賃金が8年半ぶりの上昇率となり、別に減税なんて無理にしなくても今の時点でも非常に好調な経済であることが証明されました

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出所:https://news.mynavi.jp/photo/article/20180205-580953/images/001l.jpg

景気が良いのはいい事ですが、良すぎると物価の急激な上昇。インフレが心配になります。そのため中央銀行が早めに金融引き締め(利上げ)をするのでは?と予想され、それが結果的に今回の暴落につながった模様です

今後の個人的な予想

先週今回の暴落の発端となった米連邦準備理事会(FRB)の議長にジェローム・パウエルさんが就任しました

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出所:https://jp.reuters.com/article/usa-trump-fed-chair-idJPKBN1D22W8

左の方がパウエルさんです。

失礼ながらこの写真ワンマン社長とイエスマンな構図。ちょっと笑ってしまいそうになります

しかしながら2012年からFRB理事を務め実績もあり、周りの意見をよく聞く人という評判だそうなので極端なことはやらないと思いますし、何より株高を自身の評価として自慢してきたトランプ大統領の機嫌を損ねるような政策はしないだろうと予想(米国大統領はFRB議長の指名権限あり)

また金融引き締めへの懸念から今回の暴落につながりましたが、米国雇用にもみられるように景気の足腰自体は決して悪くないと思います

日本企業に関してもそれは同じで2017年10~12月期は最終的なもうけを示す連結純利益の伸び率が4割に達し、円安以外でも稼げる力をつけた企業が増えています。

日本企業の稼ぐ力、欧米勢を超す 10~12月増益率4割、外需増や合理化効果 :日本経済新聞

今回極端に下げすぎたので不安定な動きをしつつも徐々に回復するのではと予想

私も気持ち切り替えて買い増ししようと思います

ではでは

 

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