コインチェック事件~なぜそこまで資金があったのか 儲けの仕組み~

 世間「お会計463億円です」

コイチェ「あ、一括払いで」

 

創業2014年3年余りしか事業を行っていないベンチャー企業がそんな大金を拠出できるとは、高校生の財布からヘリコプターも一括で買えるというア〇ックスのブラックカードが出てきた並みの衝撃でした

補償金の原資は「現預金で対応する」と大塚雄介取締役が説明していたとのことなので、借り入れや資産の売却ではなく純粋にキャッシュリッチお金持ち企業であったことが世間に明らかになりました。

そこで単純な疑問としてなぜコインチェックはそんなに儲かっていたのか

という点に関して推測してみました。

1.手数料収入が潤沢にあったから

FX業者や銀行などの日本円以外の外貨の販売者では通常その対象通貨に関して売値と買値に一定の手数料を載せて販売しています。

空港などでも目にされることが多いのではないでしょうか。

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出所:楽天証券HP(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fx/

要は安く買い取って高く売るような方法をとり、その間のことをスプレッドなどと言い業者の利益になります。

 

その設定は各社自由に設定できますが、

誰も高いところで買いたいと思わないし、安く売却したいと思わないので、

通常競争が激しくなればなるほどスプレッドは小さくなっていきます。

(売りと買いの値段の開きが小さくなっていきます)

空港などでは交換場所自体は多いですが、基本当座のお金を至急で必要とする為、皆さん足元見ているのかスプレッドが大きく、ネットなどでは世界中のあらゆる業者との比較が可能な場所なので格安に設定されています。

 

今回の仮想通貨。コインチェックの儲けのポイントはアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取り扱いの多さにあると考えます。

コインチェックは今回の仮想通貨の中では比較的マイナー通貨であるNEM以外にもLSKFCTなど他の大手取引所が取り扱っていない通貨の取り扱いを行っていました。

ビットフライヤーHP

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ZaifHP

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コインチェックHP

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コインチェックでしか買えない通貨を設けることで、他社でなくコインチェックで口座開設するきっかけになりえる上、価格比較ができない為、厚めのスプレッドを提示ししていたものと推測されます。

何ともおいしい戦略です。

 

2.アルトコイン(ビットコイン以外)を大量に保有していて含み益があったから

仮想通貨取引所では取引所販売所の二種類の業務を営んでいるケースが多いです。

取引所…利用者同士の売買の仲介

販売所…自社が相手方となって取引を行う

取引所なら間に入るだけなので自社では基本システム提供以外何もいらないですが、

販売所の場合、買い取った仮想通貨も原資ですが、売り物として自社で一定程度の仮想通貨を仕入れておく必要があります。

一説によりますとコインチェックは初期に3億XEM購入していたそうです。

 (引用:http://www.catapultsuplex.com/entry/coincheck-nem-interview

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引用:https://coinmarketcap.com/currencies/nem/#charts

購入時期について正確な情報がないのでわかりませんが、ほんの2年半前には

1XEM=0.00015USDでしたので現在の相場1XEM=1.03USD(2018年1月29日現在)と単純比較しても約 6867倍55万円で買って377億円(@122円)

唖然とするリターンですね。ほかのアルトコインも安値で仕込んでいたら…と考えるとなかなか面白いのではと思います。

(※今回の損失の補償は同社が保有する仮想通貨の売却で捻出しないと表明していますのであくまで会社の資金余力の推察になります。)

 

他の取引所も相当ため込んでるかも…。

事件を受け財務諸表の開示が行われるかわかりませんが気になりますね。

 

アメリカのかつてのゴールドラッシュの際は金を掘りに押しかけた人より、押しかけた人にスコップを売ったり、作業着のジーンズを提供したり、鉄道を通した人たちが巨額の利益を上げたそうです。

ブームを見極めてどこに投資するか冷静に判断をしたいですね。

ではでは。

 

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