コインチェック事件まとめ③ お金は返ってくるのか、今後の予測

昨夜のコインチェックの会見で被害にあった仮想通貨NEM以外の通貨に関しては、

「今のところハッキング等、何か起こっているということは確認されてはおりません」

とされています。(コインチェック大塚COO)

気になるところはそれ以外のbitcoinやEthreum、預入金などは大丈夫か?

というところではないでしょうか。現状わかるところまでまとめました。

NEM以外の仮想通貨、預かり金の取り扱いについて

昨日のコインチェックの記者会見で、

NEM以外の仮想通貨や日本円についてホルダーの方の資産は守られるんでしょうか? 毀損される可能性も高いということでしょうか?

最終的にNEM以外の通貨の現金が返ってこない可能性もあるんですか?

という記者からの質問に関して、コインチェックの和田社長は

どのような施策になるかは、まずは顧客の資産の保護を優先に活動をしております。

100パーセント毀損がないとは言えないそれをなくすために活動をしている

 との回答でした。否定も肯定もしていないですね。

コインチェックHP「サービスの安全性」というページには

以下の通りの記載があります

お預かり金の管理

お客様からの預り金は経営資金とは完全に分離して管理しています。

預り金を会社の資金として運営に用いられることは決してございません。

 (コインチェックHPより)

通常証券会社などでは顧客の資産は会社の資産と分別して管理するのが当たり前の管理になっております。かつて4大証券の山一證券が破綻した際が山一証券の株は紙くずになりましたが、山一證券に預けていた株に関しては保護が図られていたそうです。

しかしこちらは証券会社ではなく仮想通貨取引所

仮想通貨取引説明書という取引時の説明書には以下のような記載があります。

(9) 破綻リスク 〈現物取引・レバレッジ取引・信用取引〉 外部環境の変化(仮想通貨に対する法規制の強化を含みます。)、当社の財務状況の悪化、当社に システムその他の必要なサービスを提供する委託先等の破綻等によって、当社の事業が継続できなくなる可能性があります。 当社が事業を継続できなくなった場合は、お客様の資産についての対応を含め、破産法、民事再生法、会社更生法、会社法等の適用ある法令に基づき手続きが行われます。 当社は、お客様から金銭や仮想通貨の預託を受けることがありますが、お客様からお預かりした資産については、自己の資産とは分別して管理しておりますしかし、これらの資産に関して信託保全等の措置はとられておらず、当社が破綻した際には、お客様の資産を返還することができなくなり、お客様に損失が生じる可能性があります。

http://corporate.coincheck.com/files/20171127/coincheck_1.pdf#search=%27%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF+%E5%8F%96%E5%BC%95%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8%27

 分別はしているがその保証はできかねるということでしょうか。

NEM以外の保有者の資産が毀損したとしても何らおかしくはないと思われます。

 

和田社長の2015年のツイートでは上記のように、

6億円の盗難被害でも会社単独で補填するのはかなり困難な旨をツイートしています。

ましてやほぼ100倍の被害額を補填するのは難しいのではと思います。

そう考えると破綻というのが現実的な見通しでしょうか。

 

過去のマウントゴックスの例では、2014年2月に民事再生法の適用を申請

しかし再建計画は立てられず、2014年4月に裁判所に会社清算を命じられました。

最近のビットコインの上昇で会社清算から民事再生に移行できるのではとありましたが、現状2018年1月段階でも、まだ顧客に資産が返却されていない模様です。

・民事再生手続、会社清算について 

民事再生手続き及び会社清算も「倒産手続」の方法で、

民事再生手続きは再建型

・債務者の負債を圧縮するなどして債務者の経済的な再建を図る倒産手続

・事業継続のために必要となる財産などは,債務者側で管理

・基本的に再生債務者が自ら手続を遂行

→会社を潰さず存続させる経営手法

 

清算型である会社清算の場合は、

・事業経営は原則として停止

・裁判所によって選任された破産管財人や特別清算人が手続を遂行

→会社を潰し財産を分配

 という違いがあるそうです。

※法律に詳しくないので間違っていたらすみません。

倒産手続き時間について良いデータが無く、おそらく企業ごとによって違うようですが、数か月から数年はかかるようです。

もしコインチェックが倒産という最悪のケースを辿った場合、手続き期間の間

資産の返却が行われない(自由に資金が引き出せない)ことも十分あり得るのと思われます。

民事再生手続開始〜再生計画認可決定確定

:6か月程度

再生計画認可決定確定〜弁済終了

分割弁済の場合は5〜10年程度、一括弁済の場合は1年以内程度

出所:http://www.inoue-lawyer.jp/article/13429749.html

まとめ

・顧客資産の分別管理をうたっているが保証はしていない

NEM保有者以外の顧客資産が失われる可能性あり。

・倒産という事態になった場合、手続きが完了するまで資産の自由な引き出しができない可能性あり。

 

被害にあったのはNEMだけで、預かり資産は数千億円規模」とも呼ばれるコインチェックなので、預けていたお金の全額失われるということはないのでは?と思いますが、多少の犠牲を覚悟する必要があると思います。

出金が出来ない間に仮想通貨が暴落するリスクもありますので。

(もちろん逆もありますが。)

引き続き情報収集します。

 

注:記事内容に関して、正確性保持のため細心の努力をしておりますが、本サイトの投稿する情報を参考にした行動に関して一切の責任を負うものではありません。